「レビー小体型認知症です」
脳外科の先生からそう告げられた瞬間、
アルツハイマー型認知症なら聞いたことがある。
けれど、「レビー小体」って何?
先生は丁寧に説明してくださいました。
レビー小体型認知症は、脳に「レビー小体」と呼ばれる異常なタンパク質がたまることで
認知機能の低下や幻視、パーキンソン症状(手の震えや歩きづらさなど)を引き起こす病気です。
特徴的なのは、
✅ 記憶の波が日によって激しい
✅ 目の前にいないものが「見える」と言う(幻視)
✅ 身体が動かしにくくなる(パーキンソン症状)
などが複合的に現れる点。
まさに、思い返せば母にも心当たりがありました。
・急に顔つきが変わったように見えた日
・会話がかみ合わないことがあった
・ふらついて転びやすくなっていた
・「変な人が部屋にいる」と訴えていた日
「もしかして…」と感じていた不安が、
やっと病名という形で輪郭を持った瞬間でもありました。
それでも、現実を受け止めるには、少し時間がかかりました。
でも、ここからがスタートです。
正しく知り、向き合っていくことが大切。
そのためにも、まずは私が病気のことを深く知っていく必要がありました。

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