そう、私がカラーセラピーを受けたくなったのには
ある「大きな出来事」があったんです。
忘れもしない、それは街がにぎやかになって、
心までウキウキしてくる――
そんな12月・・・
クリスマスの数日前、父から電話がありました。
「階段で滑ってしまって、足をくじいた」
その日は祝日。
病院はやっていなかったので、「安静にしてね」とだけ伝え、
私は実家には戻りませんでした。
次の日、病院に行く前に父に電話をして、
少し声を聞きました。
「大丈夫そうだな」と、
そのときは安心したのを覚えています。
でも―
病院に行った当日。
夕方ごろ、結果を聞こうと父に連絡を入れました。
……でも、出ませんでした。
それから何度も、何度も、電話をかけ続けました。
呼び出し音だけが鳴り響いて、
結局、父が出ることはありませんでした。

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