【40代の遠距離介護体験記】母が「レビー小体型認知症」と診断された日

介護と心の記録

「それ、レビー小体型認知症だよ。」
そう主治医の先生に言われたとき、

「え?レビー小体……何それ?」

と、一瞬、頭の中が真っ白になりました。
でも、「認知症の一種です」と言われて、
あぁ、やっぱりお母さんは病気なんだ……と、現実を突きつけられた気がしました。

でも、思い返せば、こんな症状があったんです。たとえば:

• 父が夕方になると「出かけなきゃ」と言って、誰かと会ってるみたい、
浮気だと思う。

• 通帳や財布をカバンに詰めて、それを抱きしめながらブツブツとつぶやいている

• 私が“変な集団”の仲間にされていると、本気で心配している

• 「近所の◯◯さんが亡くなった」と事実とは違う話を真顔で言ってくる

嘘のような、でも本人にとっては真実のような話ばかり。
あまりにも真剣な表情で話すので、
「もしかして本当なの?」と、私の頭の中まで混乱してしまうことがありました。

いざ身内がこうして変わっていっても、普通に会話ができる瞬間もあるから、
「おかしいな」と気づくのが遅れがちなんだな…と実感しました。

主治医の先生によると、
レビー小体型認知症は完治は難しいけれど、
薬で進行をかなり遅らせることができるとのこと。

それを聞いて、さっそく薬をスタートすることにしました。

……でも、実はここからが、また一つやっかいな展開になるんです。

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