前回の続きです。
ある日、母の様子が気になり、
翌日に実家へ帰省しようと決め、前日に電話をかけました。
……が、電話がつながりません。
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何かあったのか?
こういう時、近くに住んでいたらすぐに見に行けるのにな……。
そう思いながらも、両親には何も言わず、直接帰ることにしました。
新幹線の中でも、ずっとドキドキして落ち着かず、
最寄駅に着いて歩き出すころには、
「もう考えても仕方ない、なるようになる!」
と気持ちを切り替えました。
すると──
「え?帰ってきたの?」
という感じで、両親が普通に顔を出してきて、
私は安堵と緊張が一気にほどけたせいか、逆ギレ状態に(笑)
「何回電話してもつながらないから、すごく心配したんだよ!!」
少し語気を強めに言ってみても、
両親はあまり気に留める様子もなく、
「ああ、そうか」
と軽く流され、私はさらにモヤモヤ……。
でもここで感情的になってはダメだ、と自分を落ち着かせました。
電話がつながらない原因を探して、NTTにも連絡しましたが異常はなし。
ふと電話機の方を見ると──
なんと、コンセントが抜けていただけ。
……ただそれだけでした。
でも、「それだけで済んでよかった」と思うことにしました。
さて、落ち着いたところで、次は母の認知症の薬チェック。
ちゃんと飲めているのか?
壁に貼ってある、大きなお薬カレンダーを見てみることにしました──。

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